すっぽんで脳卒中の予防ができる?

脳卒中は発症すると命に関わる深刻な病気であるため、不安や恐れを抱きやすいイメージがあります。とはいえ脳卒中は予防が可能な疾患なのです。その対策のひとつが食事の改善です。健康に良いといわれているすっぽんは脳卒中の予防にも役立ちます。

高血圧などの生活習慣病は脳卒中の可能性を高める

脳卒中は脳の血管が破裂したり、詰まることにより起こる脳内の血管障害です。脳内の血管が破裂した場合は脳内出血やくも膜下出血が起き、血管が詰まると脳梗塞が起きるのです。

脳卒中は高齢者の、特に生活習慣病がある人に起こる可能性が高いといわれています。脳卒中を引き起こしやすい病気には次のものがあります。

・高血圧
・糖尿病
・心臓病
・脂質異常症

病気ではなくても運動不足、喫煙、過度の飲酒、ストレスの蓄積、肥満など、生活習慣から脳卒中につながることも見逃せない要因です。

生活習慣病改善にすっぽんの栄養素がおすすめ

脳卒中を引き起こす確率の高い生活習慣病を改善するには、すっぽんに含まれている栄養素が役立ちます。

高血圧予防にDHA、EPA

高血圧は脳卒中を引き起こす最も大きな要因であると考えられています。高血圧の予防と改善には、塩分控えめの食事とウォーキングなどの適度な有酸素運動が必要です。それに加え、すっぽんに含まれているDHA、EPAを摂取すると良いでしょう。

DHA、EPAは人の体内ではほとんど合成することができず、食品から摂取する必要のある必須脂肪酸です。

DHAは脳や神経組織に存在し、冠状動脈疾患に有効であるとされています。EPAは血液を固まりにくくし、血液や血管の健康の維持に働くのです。海外での研究でDHA、EPAは血圧を下げる働きがあるとの結果が発表されており注目を集めています。

高血糖改善に働くアミノ酸とビタミン

血液中の血糖値をコントロールするのはインスリンです。インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませたり、肝臓に貯蔵したりして血糖値を調整します。インスリンの働きが悪いと血糖値が高い状態が続き、糖尿病になるのです。

すっぽんに含まれているアミノ酸のうちBCAA(イソロイシン、ロイシン、バリン)はインスリンの働きを助け、高血糖を予防、改善する効果があります。

すっぽんに含まれているビタミンB群のうちビタミンB6、ビタミンB1、ナイアシンはインスリンの合成や分泌の促進に関わり、高血糖の改善に働きます。

ミネラルでは亜鉛、カルシウム、マンガンがインスリンの合成を促し、糖尿病の予防と改善が期待できるでしょう。

動脈硬化や脂質異常症を予防する必須脂肪酸とコラーゲン

すっぽんには心臓病の原因である動脈硬化や脂質異常症を予防、改善する必須脂肪酸やコラーゲンが含まれています。先にご紹介したDHA、EPAは血栓を防ぐ働きがあり、動脈硬化の予防にも有効です。すっぽんは必須脂肪酸のリノール酸も含んでおり、コレステロールを下げる働きが期待できます。

コラーゲンは血管の壁のしなやかさを保つことで血栓を予防、動脈硬化や脂質異常症を防ぐ働きがあるのです。

すっぽんを脳卒中の予防に役立てよう

脳卒中の予防には食生活の見直しが必須です。塩分だけではなく、高カロリー、高脂肪の食品はなるべく避け、魚、野菜、果物、食物繊維がたっぷりと摂れるように食事を工夫しましょう。そしてすっぽんをサプリメントから毎日摂取し、不足している栄養素を補うと脳卒中の予防に一層効果的です。

まとめ

脳卒中は脳内の血管障害です。高齢者に多く、高血圧、糖尿病、心臓病、脂質異常症などの病気があると、脳卒中にかかる可能性が高まります。

すっぽんにはDHA、EPA、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、リノール酸、コラーゲンなどが含まれ、脳卒中にかかりやすいといわれている生活習慣病を防ぐ働きが期待できます。

脳卒中の予防には塩分や脂肪の摂り過ぎに注意し、適度な有酸素運動を生活習慣に取り入れましょう。すっぽんのサプリメントを毎日摂取し、不足している栄養素を補うと脳卒中の予防に一層の効果が望めるでしょう。

効果・成分・危険性・相性