不眠の予防と改善にはすっぽんがおすすめ

なかなか寝付けない、眠りが浅い、寝てもすぐに目が覚めるなど、不眠をはじめ何らかの睡眠障害を抱えている人は意外に多くいます。不眠は日中の活動能力を低下させ、長引けば健康を害する危険性が高まります。何とか改善したい不眠や睡眠障害にすっぽんがおすすめです。

すっぽんが不眠の予防と改善に役立つ理由

不眠はストレス、不規則な生活、栄養の偏り、カフェインやアルコールの摂取、日中の運動不足などが原因で起こります。不眠を予防、改善するためには、これらの原因を取り除く必要があります。それにはすっぽんの摂取がおすすめです。

睡眠改善に働くアミノ酸「グリシン」を含む

すっぽんにはアミノ酸が豊富に含まれています。その中のひとつ、「グリシン」はより良い眠りをもたらし、不眠を改善するアミノ酸として知られています。

グリシンは人の体内で合成できる非必須アミノ酸で、身近なところでは調味料や保存料として市販のお弁当や加工品に使用されています。グリシンは睡眠を改善する働きのほかに、うつの改善、美肌効果なども期待できるアミノ酸です。

人の身体は睡眠に入る前、体温を放出して身体の中心部の体温(深部体温)を下げます。深部体温が下がると眠気が促され、眠りに落ちるのです。寝る前に身体が少し熱くなるのは、この体温調節機能によるものです。

グリシンは血管を拡張し、血流を増やす働きがあります。この働きにより、眠る前の体の表面温度を上げ、深部体温を下げる手助けを行い、スムーズな入眠へと導くのです。

睡眠には深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠があり、90~120分の周期で繰り返されます。ノンレム睡眠はぐっすりと眠っている状態で、脳も休息します。成長ホルモンの分泌がさかんな時であり、心拍数が減り血圧も下がるのです。グリシンはノンレム睡眠の時間を増やすという実験結果が出ており、睡眠の質を向上させる効果が期待されています。

自律神経を整えるビタミンB群を含む

自律神経の乱れは不眠に大きく関わっています。自律神経は交感神経と副交感神経のふたつがあり、自分の意志ではコントロールができません。交感神経は主に昼間の活動中に活発に働き、休息している時には副交感神経が活発になります。このふたつはバランスを取り合って働いていますが、ストレスの蓄積や生活習慣の乱れなどによりバランスが崩れると、夜間の就寝時にも交感神経が優位になり不眠の原因になるのです。

すっぽんにはビタミンB群としてビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸が含まれています。これらのビタミンはお互いに協力し合って働き、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。

ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12は不足するとイライラして落ち着かなくなるため、しっかりと摂取したいものです。葉酸にも精神を安定させる働きがあり、パントテン酸にはストレスを軽減する作用があります。いずれも自律神経の安定を補助します。

血行促進に有効なビタミンEを含む

すっぽんにはビタミンEが含まれ、血行促進に働きかけます。血行が促進されると冷えの改善が進み、入眠前の体温調節がスムーズに行われ、不眠の改善が期待できるでしょう。

精神を安定させるカルシウムを含む

すっぽんにはミネラルが豊富に含まれています。その中のひとつ、カルシウムはイライラを鎮め、精神を安定させる働きがあり、不眠の予防と改善に働きます。

栄養不足を補う数多くの栄養成分を含む

すっぽんはアミノ酸、ビタミン、ミネラルのほかにもコラーゲンや不飽和脂肪酸を豊富に含み、食事で不足した栄養を補うのに最適です。偏った食事からくる栄養不足は不眠の原因のひとつです。すっぽんのサプリメントを毎日摂取することにより栄養不足を補い、睡眠の改善に役立てましょう。

生活のリズムを整え不眠を改善

不眠の予防と改善にはすっぽんのサプリメントの摂取に加え、生活のリズムを整えることが大切です。昼間、適度に太陽の光を浴び、体を動かすようにしましょう。カフェインやアルコールは控え、できるだけ規則正しい生活を心がけることが不眠の改善に役立つのです。

まとめ

すっぽんには不眠を改善する効果のあるアミノ酸のグリシンが含まれています。

グリシンには血流を増やす働きがあり、眠る前の体の表面温度を上げ、深部体温を下げる手助けをし、スムーズな入眠に導きます。

すっぽんには自律神経の安定に働くビタミンB群、血行を促進するビタミンE、精神を安定させるカルシウムが含まれており、不眠の予防と改善が期待できるのです。

すっぽんのサプリメントの摂取と規則正しい生活を心がけ、不眠改善に努めましょう。

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