すっぽんの美爪効果

すっぽんには美肌効果があるといわれていますが、実は美しい爪を作る効果も期待できるのです。爪は健康のバロメーターといわれます。美しい爪をキープするために、毎日、すっぽんを摂取しましょう。

きれいな爪を保つためにはたんぱく質と水が必要

爪はたんぱく質の一種である「ケラチン」という物質でできています。ケラチンは爪だけではなく、髪の毛や皮膚の角質層を作る物質でもあるのです。

爪には15％前後の水分が含まれていますが、水分が減ると割れやすくなります。健康できれいな爪を保つためには、たんぱく質と水分が必要です。ケラチンの不足とは、すなわちたんぱく質が不足することであり、爪の健康と美しさが失われてしまいます。

たんぱく質はアミノ酸がつながったものです。人の体を作るたんぱく質は、20種類のアミノ酸で構成されています。すっぽんにはそのうちの18種類のアミノ酸が含まれています。強くきれいな爪を保つためには、たんぱく質のもとになるアミノ酸を豊富に含んだすっぽんの摂取がおすすめです。

爪の健康を支えるためには、たんぱく質のほかにも摂取したい栄養素があります。すっぽんに含まれる以下の栄養素が総合的に働き、美しい爪を作るのです。

食品から摂取したたんぱく質は、酵素の働きによりアミノ酸に分解され吸収されます。そして爪のほか筋肉、内臓、髪の毛などを構成するたんぱく質に再合成されたり、エネルギーとして使用されたりします。このたんぱく質の代謝の過程をサポートするのがビタミンB6です。

皮膚粘膜の組織の形成と、爪の細胞を作るのに関わるのがビタミンB2です。丈夫で健康な爪を作るためにはビタミンB2が必要とされます。

ビタミンAは植物性食品に含まれる「カロテン」と、動物性食品に含まれる「レチノール」の2種類に分類され、すっぽんにはレチノールが含まれています。レチノールは吸収性に優れ、皮膚粘膜や血管壁の新陳代謝を促進し、ケラチンを作るのに必要とされる栄養素です。不足すると爪が乾燥したり、割れたりします。

血行を促進するビタミンEは、ツヤのある健康的な爪を作るのに役立ちます。

亜鉛は皮膚粘膜を正常に維持するために必要なミネラルで、たんぱく質の合成にも関わります。亜鉛が不足すると爪に白い斑点ができ、強い爪の形成が損なわれる可能性があります。

鉄は酸素を運搬する役目があります。不足すると酸素が爪にまで届かず、爪が反り返って白くなってしまうことがあり、爪の健康が失われてしまいます。

爪の表面がデコボコしたり、縦線が現れるのは加齢とコラーゲンの不足が考えられます。コラーゲンは年齢と共に体内量が減ります。コラーゲン不足は爪の生成を弱め、爪の質も低下させてしまうのです。すっぽんでコラーゲンを補給し、丈夫な爪が生成されるように努めましょう。

美しい爪を保つためには、爪の保湿も忘れないようにしましょう。市販のオイルやハンドクリームで、爪のマッサージをしてみてください。日常生活の中で、爪は案外、酷使されているものなのです。すっぽんのサプリメントを継続して飲み、爪のケアに努めましょう。